中医学的アロマ講座No.6 みかん
この冬、家で暖まりながらみかんを
食べた方も多いと思います。
11月から1月頃が美味しい季節です。
まさに今が旬ですね。
何気に食べているこの「みかん」という果物、
実は優れもの。
みかん(温州みかんなど)に含まれるビタミンCは
風邪予防が期待できます。
βクリプトキサンチンは骨粗鬆症やガン予防の
効果もあるそうです。
ちなみに「温州みかん」にあたる英語は、
SATSUMA(サツマ)。
SATSUMA MANDARIN(サツマ マンダリン)とも
呼ばれるらしいです。
似たようなものとしてはTANGERINE(タンジェリン)や
CLEMENTINE(クレメンティン)など。
産地が違ったり、種が多かったりはあるものの、
これらは手でむいて食べられるタイプのようです。
逆に、ORANGE(オレンジ)と言えば、
バレンシアオレンジのように皮の分厚い、
切って食べるようなものを指すため、
みかんを指す場合はORANGE(オレンジ)とは
呼ばないようです。
アロマの精油にもオレンジの精油と
マンダリンという精油があります。
オレンジにはスイートとビターがあります。
マンダリンとの香りの違いは
マンダリン: ポンカンのような甘い香り
スイートオレンジ: オレンジそのままのような香り
ビターオレンジ: スイートオレンジよりやや苦みのあるような香り
「みかんの精油も同じでオレンジでいいのかな??」
と思ってアロマデフューザーなどで使っていた人も
いるかもしれませんが、
(かくいう私も「オレンジ?みかん?同じ精油?」
といった疑問をよく抱いていました)。
オレンジ系の中でもそれぞれ少し違うので、
香りを楽しんでみてもいいですね。
みかんやオレンジは薬膳としては理気類に分類され、
蔵府の働きを整えて気のめぐりを良くしてくれます。
ストレスで気がつまり胸のつかえを感じたり、
喘息のような症状が出たりするような人、
胃の停滞で食欲不振や吐き気がある人
(ストレス性)にはオススメかも。
「防腐剤とかがきになるから…」という方は国内産、
やはりみかんでしょ。
これらに含まれるリモネンには精神的に
気持ちを落ち着けてくれる作用もありますし、
クエン酸はやビタミンCは免疫力もUPにもつながります。
「この時期、風邪とかひいて長引くのよ…」
という人はぜひ。
体が弱っていたら卵子にも栄養が足りなくなりやすいですよ。
最後に、みかんは食べてるけど最近おなかがゆるい、
胃がむかむかするという方は逆に、
みかんの食べ過ぎかもしれないので注意です。
なにごともほどほどに。
安田 NO.17